人工毛移植による副作用や後遺症とは?

植毛には自分の毛根(ドナー)を使う自毛植毛と、人工的に作られた髪の毛を植え付ける人工毛移植の2種類があります。本来なら自毛植毛の方が安全ですが、また抜けてしまうのではという不安から、人工毛移植を検討している方もいるでしょう。ですが、人工毛移植は副作用や後遺症などの危険性があることをしっかり理解しておいてください。

 

人工毛移植とは?

 

人工毛移植は、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた髪の毛を使って行います。もともとは、やけどや大きな怪我などで髪が生えなくなってしまった人のための治療法でしたが、今では普通の薄毛治療にも使われています。自毛植毛の場合だと、移植する髪の毛の量が限られてしまいますし、毛根を採取した部分には傷が付くこともあります。

 

しかし人工毛なら好きなだけ移植することができる上に、髪の成長サイクルは関係ないので、植毛したらすぐに髪がふさふさになります。もちろん自分の毛根を切り取らなくて良いので手術も必要ありません。ですので、自毛が全体的に薄い方、移植する部位にたくさんの髪が必要な方、手術をするのが怖い方などに適した植毛法と言えます。

 

人工毛移植の副作用

 

一見、メリットが多いように思える人工毛移植ですが、副作用のリスクがあるのも忘れてはいけません。人工毛は体に適合するように開発されているものの、基本的には異物です。人間の体には、異物を排除する働きを持つ免疫機能が備わっているので、人工毛に対して拒絶反応が起こることがあります。

 

例えば風邪のウイルスが入ってくると、それを排除するために免疫細胞が戦うので発熱などの症状が出ますね。これと同じで、異物が入ることによって炎症や腫れなどの副作用が起こることがあるのです。

 

人工毛移植による後遺症

 

頭皮の毛穴の汚れというのは、髪が成長することで押し上げられて排出されます。その排出された汚れをシャンプーやブラッシングで落とすことで、毛穴や頭皮を清潔な状態に保つことができます。しかし、人工毛は成長しないので、人工毛移植をした部分というのは汚れが溜まりやすくなります。そのため雑菌が繁殖しやすく、感染症のリスクも高くなるのです。

 

感染症が起きると、頭皮が化膿したり爛れたり、ひどくなると健康な髪の毛の細胞にダメージを与えて脱毛範囲が広がるという後遺症も引き起こされるのです。また、人工毛移植は定期的なメンテナンスが必要なので、永久に費用が掛かり続けることもある意味後遺症と言えるでしょう。

 

アメリカでは、すでに人工毛移植は禁止になっていることから分かるように、人工毛移植は危険性が高いので安易に行うのは止めましょう。

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