IPS細胞とAGA治療の親和性とは?

2006年に誕生し、2015年にノーベル賞を受賞した山本伸弥博士が作りだしたのがIPS細胞です。再生医療を躍進させる世紀の大発見とも言われたIPS細胞は、実はAGA治療にも大きく関わっています。

 

AGAに悩んでいる方でも、AGA治療に親和性の高いISP細胞を知ることで、その悩みから解放されるきっかけがつかめるかもしれないのです。

 

IPS細胞とは?

 

IPSはinduced pluripotent stem cellの略語で、日本語で言うと人工多能性幹細胞になります。人工多能性幹細胞というのは、あらゆる組織や臓器を構成する細胞に分化すること、そして無限に増殖する能力を持つ細胞です。

 

人間の体はすべて細胞で作られていて、細胞の働きによって生命維持活動や髪、爪などが成長しています。そして、病気や体の不調は細胞の働きが低下することで起こります。

 

人工多能性幹細胞は、ダメージや衰えによって働きが低下した細胞を再生させる機能を持っていることから、さまざまな病気や症状を治す効果が期待できます。

 

今までのAGA対策

 

AGA(男性型脱毛症)は、テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼと結合し、ジヒドロテストステロンに変性することで発症します。ジヒドロテストステロンは発毛を促す信号をブロックしたり、皮脂の分泌を促して頭皮環境を悪化させることで抜け毛を引き起こすのです。

 

そのため、今までのAGA対策ではジヒドロテストステロンを作り出さないことに重点が置かれていました。しかしジヒドロテストステロンの生成を抑えられても、髪は毛乳頭細胞が分裂することで成長します。つまり働きの衰えた毛乳頭細胞を活性化しない限り、AGAの進行は防げても、発毛や育毛の効果を得るのは現時点のAGA対策では難しいのです。

 

IPS細胞とAGA治療

 

IPS細胞の特徴は、多分化能力を持っていることです。極端な言い方をすれば、どんな細胞にも生まれ変わることができるので、例えばやけどによって死滅した肌細胞や血糖値をコントロールする機能を失った細胞を復活させられます。

 

肌細胞が復活すれば皮膚が再生されますし、血糖値の細胞が復活すれば糖尿病も改善できます。AGAはジヒドロテストステロンによって毛乳頭細胞が働きを失うことで発生するため、自分の頭皮の元気な細胞をIPS細胞によって再生すれば、AGAの進行をストップさせると同時に発毛効果まで期待できるのです。

 

IPS細胞によるAGA治療はまだまだ研究段階です。ですが、再生医療におけるAGA治療の確立も夢ではないので、今後のAGA治療はIPS細胞による自毛植毛が主流になっていくかもしれませんね。

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